英語の代わりにジャグリング

海外へ行くことになったのにその土地の言葉ができない時、勉強以外にはどのようなことができるでしょうか?


私は、今思えばちょっと変わった方法で友達との交流のきっかけを作っていました。

古い話で恐縮ですが、中学・高校の頃まで遡ります。
親の転勤で中学3年の5月からイギリスに住みました。
中学3年1学期で急に英語の環境に放り込まれたのと、英語はそれまで学校で習っていても中1、中2レベル。そこからいきなり、アメリカンスクールに通学することになったので、先生の英語も半分くらいしか理解できず、話すことはほとんどできない状態でした。
でも、何とかしてクラスの人とも友達になりたい、どうしたら近づけるかと考えた結果、、ジャグリングやトランプ手品・英語クイズを調べて練習してそれをクラスの人に披露するという策に出ることにしたのでした!
面白いことをして相手を喜ばせれば親しくなれると思ったからです。

今思うとナナメ上の発想だなぁと思うのですが、当時は結構必死だったのと、元々そういう面白そうなことが好きだったので。。
学校のMay fairでたまたま売っていたbean bag(お手玉)をみつけて閃いた策でした。

早速買ってきて、当時はパソコンも持っていなかったので、独学で毎日練習して何とか3つの玉でジャグリングできるようになりました。
トランプ手品は日本で読んだ本のネタを思い出して、練習し直して。
英語クイズはたまたま一冊だけ自分が持っていた本を参考に、自分でも解説まで理解できて英語で言えそうなものを選んで、人にスムーズに話せるくらいまで練習しました。

実際に使っていた本とジャグリングボール。本は廃刊してます。面白いのに、残念。

結局、そのイギリスの学校では披露の場がないまま、オランダへまた引っ越し。
そこは4年間通ったのですが、学校で休み時間にちょっと親しくなった友達にジャグリングを露したところ、”Wow, you can juggle? You are funny!” と好感触で、面白がってもらえました。

そこから、機会があればジャグリングを見せたりトランプ手品をしたり。
英語クイズはイギリス人の友達に出してみて面白がられたり。
目標であった「友達の目を引く・親しくなる」ことができて、自分としては作戦が大成功なのでした。

ビジネス上の付き合いの方の前でジャグリングみたいなことは、残念ながらできません。


しかし、例えば、相手が喜びそうな小咄を一つ用意してみたり、ちょっとした冗談を英語で言えるようにしたり、会話のうまい切り返しをちょこっと研究したりしました。

海外のお客様相手になるのでビジネスの関係を越えない失礼の無い範囲でですが、芯となる心掛けはずっと同じで、(仕事内容の部分の他に!)相手をちょっと喜ばせて心を掴む、ということです。

これ、簡単そうですが案外難しいのです。
相手の年齢・性別・国籍・嗜好によってはスベるリスクもあるので、万人受けするようなものを考えたり、でも、人によっては密かに相手のことを知っておいて「その人だけに」という特別感を持たせたり…
でも、その先の相手との関係を想うと、それを考えることは楽しいことでした。

英語ができない=何もできない ではないのです。


海外で英語の不安があるままでも「海外の人と○○したい」という強い気持ちや目標があれば、英語ができなくとも「じゃあ代わりに△△しよう!」と、いくらでも代わりになるものは見つかるはずです。
言語に頼らないもので相手にアプローチする方法、けっこうおすすめです。
つたない英語でもビジュアルで訴えることができるから分かりやすいのです。

また、そんなことできない、英語を勉強した方が早い!でも何から勉強していいか分からない!という時は、「その一部分だけ」「必要最低限だけ」でもいいから自分が納得するまで英語を重点的に勉強するのです。自分が納得するまで勉強したところは自信がついて、相手に臆することなく向かっていけます。
そうすれば、今後につながるインパクトを相手に何かしら残せるはずです。

因みに…その後ボールジャグリングは私の趣味の一つとなり、ありがたいことに、年に1,2度ではありますがコンスタントにお披露目する機会が今でもあります(*^^*)

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